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地図上広告

技術部の田窪です。

遠くヨーロッパではEURO2008が開催されている今日この頃、寝不足の人も多いと思いますが、サッカー見るなら生で、派なので比較的平和な日々を送っています。

さて、本題の地図上広告、といっても位置情報と連動した広告ではなく、地図上に“広告”を表示してしまうという話です。
折からの自治体の財政難もあってか、施設命名権(ネーミングライツ)が大流行しています。
地図上に名称が表示されるという広告的要素が命名権の料金設定においてどれ位の要素を占めているのかは不明ですが、スポーツ施設などについては、元々規模自体が大きく、ランドマークとしての要素も強いため、結果として地図上の注記においても高い優先度で目立つ形でその名称が表示されることが多いはずです。

現実に命名権が設定されている施設ですが、プロスポーツの公式戦が開催される施設が多く、Jリーグの公式戦が開催される会場では16施設、特にJ2では15チーム中8チームの試合会場に命名権が設定されています。
最近の事例ではこの6/1よりザスパ草津が利用する敷島公園陸上競技場の名称が変更されました。
既に地図サービスの中にはこの変更に対応済みのところもあり、“正田醤油スタジアム群馬”の注記を地図の上に見ることができます。

ところで、地図上よりも参照される機会が多いはずの各種報道やJリーグの公式サイトでは略称での表示が多いのですが各スポンサーが得ている宣伝効果がどの位あるのでしょうか。
以下はJリーグ公式サイトの日程表でも使われているJ2で命名権が設定されているスタジアムの略称です。

・ユアスタ
・NDスタ
・鳴門大塚
・ベアスタ
・ニンスタ
・レベスタ
・ニッパ球
・正田スタ

どこがあるのがどれなのか私もさっぱりわかりませんでしたが、これらのスタジアムの正式な名称とどこに存在するのか、気になった人は是非調べてみてください。

ミニセミナーを開催します

オークニー代表の森亮です。
6月16,17,18日の3日間連続で、ミニセミナーを開催します。

3日とも内容は異なっており、それぞれ
 6月16日 Orkney MapServer 活用事例セミナー
 6月17日 pgRoutingで構築するルート検索サイト 事例紹介セミナー
 6月18日 セミナー「これからのWebマッピングとは—Where2.0 2008参加報告を兼ねて」
です。

前2つは、具体的に構築したいアプリケーションがある人にとって有益な情報になると思います。また、3つめは、最新のトレンドを理解して、それをアプリケーション構築やサービス提供にどう反映するかという課題へのヒントになると思います。

3日とも、私が講師を務める予定です。お待ち申し上げております。
なお、スペースの関係上、各セミナーともに10名が定員となっております。先着順に受け付けますので、お早めにお申し込みください。

新製品「ルート検索用道路データ」を発売します

 オークニーの代表の森亮です。
 このほど、pgRoutingのデータ仕様にあらかじめなっている、日本全国の1/25,000道路ネットワークデータを製品化することができました。この道路ネットワークデータは、原データはDRMで、北海道地図株式会社様によって変換や編集が必要に応じて加えられています。

 DRM(財団法人デジタル道路地図協会)といえば、国内のカーナビの地図の原データとしてデファクトになっているデータであることをご存じの人も多いでしょう、その高い信頼性をそのままに、オープンソースのルート検索エンジンであるpgRoutingで使えちゃう、というとっても嬉しい製品なのです。

 実際に、このデータはOrkney Web Routing Serviceのデモサイトで使用しています。私たちが初めてこれを使ってみた際には、(当たり前ですが)数値地図から構築した道路ネットワークデータに比べて”正確な”ルートを描くことがわかり、感動しました。そこで、このデータをぜひ皆様にもお使いいただきたい、ということで、今回製品化を決断したのです。

 この「ルート検索用道路データ」には、全国の1/25,000地形図に掲載されている(二条線で書かれている)道路がほぼ格納されています。道路種別、幅員、有料無料、自動車専用の属性は網羅され、主な道路には規制速度、車線数、交通規制属性も格納されています(網羅性はありません)。また、都市部の細街路は抜けていたりしますので、最新のカーナビのようなわけにはいきません。それでも、実用性の高いデータといえるでしょう。さらに、このデータは年2回更新いたしますので、公開Webサイトでの使用にも耐えられます。

 このように、色々お勧めのポイントがありますので、皆様のご利用を心から期待しています。

JavaMapscriptエラー(Expression parser error)

はじめまして。
入社2ヶ月目のやまもとです。


先日、MapServer の JavaMapscript でこんなエラーに遭遇しました。

java.lang.UnknownError: msEvalExpression:
Expression parser error. Failed to parse expression: 20100a00 = 20100200 ;
msyyparse():


使用したMapFileは次のようなものです。

・・・
CLASS

EXPRESSION ([NAME] = 20100200 )
COLOR 128 128 128
END
・・・


このMapFileはCGIでは正常に使用できていました。
そのため混乱しましたが、引用符で括ることでエラーは解消しました。

・・・
CLASS

EXPRESSION (’[NAME]’ = ‘20100200′ )
COLOR 128 128 128
END
・・・


CGIとmapscriptで解釈の仕方が違う、ということがあるようです。
このような目に遭わないためにか、EXPRESSIONは引用符で括ることが推奨されて
います。


オークニーの一員になって日が浅いこともあり、あちこちでつまずいています
が、先輩方の知恵を借りつつ、精進していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。

Boa tarde!(こんにちは)

こんにちは。小池@技術部です。
もう2週間以上経ちますが、休暇をいただきポルトガルに行って参りました。
今回はこのブログをお借りしまして、スペースの都合上一部ですが、現地で撮影したいろいろなものをご紹介します。

image1
展望台から眺めたリスボン市街です。左側にお城、中ほどに聖堂が見えます。

image2
リスボン郊外、ジェロニモス修道院(世界遺産)の一角、海洋博物館に飾られている世界地図です。
・・・が、右側の日本のところに書いてある都市名には、Tokio, Yocohamaの文字が・・・???
あ、TangShima(種子島?)ははっきりと書いてありました。

image3
その修道院のすぐ近くに建てられている発見のモニュメント。先頭はエンリケ航海王子です。
ヴァスコ・ダ・ガマ、フェルディナンド・マゼラン、バルトロメウ・ディアス、そしてフランシスコ・ザビエルらが続いているはずですが、私はエンリケ王子とザビエル以外(写真の反対側・後ろのほうにいます)は、誰が誰だかわかりませんでした・・・。

image4
ヨーロッパ大陸の西の果て、ロカ岬にやってきました。

image5
北緯38度47分、西経9度30分。「ここに地終わり海始まる」の詩が刻まれています。
近くのインフォメーションで、有料で到達証明書を発行してもらえます。

image6
ホテルの自室にて。ポルトガルのビール、サグレスを開けてみました。

image7
リスボン・アルファマの案内地図。タイルに描かれているところがポルトガルらしいです。

image8
宿泊先最寄の地下鉄駅にて撮影。日本にあったものをそのまま持ってきたような感じです。

結局、撮りためた画像は700枚を超えてしまいました。
充電もバッチリですので、これからまた、皆様のお役に立てるよう、がんばっていきたいと思います。
Ate a proxima.
(それでは、また)

改めてオープンソース

技術部所属の村上と申します。

オークニーの社員となって約2か月。発展途上(しているつもり)中であります。


先日、OSGeo財団(The Open Source Geospatial Foundation)日本支部 と、そしてその本家である OSGeo.orgのWebサイトをじっくり読むという機会がありました。


OSGeoおよび関連するサイトを読み進めていくうちに、今までのオープンソースに対する知識の乏しさと曖昧さを思い知ることになりました。GPL, LGPL, BSD等々、数多くのキーワードが出てくるわけですが、名前は聞いたことがあっても中身は全く知らなかったなんてものがちらほら。冷汗をかくような思いがしつつも、オープンソースの面白さも再確認でき、色々な意味で収穫を得ることができました。


オープンソースによる地図サイト・地理情報システムインテグレータであるオークニーの一員になったのですから、オープンソースについてよく知ることは必須でありますし、また、その利点について広く理解してもらい、そして、利点を生かしたシステム提供に尽力したい、と思う今日この頃です。


このページをご覧になっている皆様のお役に立てる日が来ますことを…..

はじめまして

はじめまして。入社して半年が経ちました宮脇です。

先日、高校時代の同級生と焼肉を食べに行きました。メンバーが全員集まるのは数年ぶりなのに、空白の時間と年齢を感じさせない白熱したトークバトルを繰り広げて参りました。あまりの変わらなさに一抹の不安を抱いたことも事実ですが、気の置けない友人はやはり素敵な存在です。

と、技術とまったく関係ないことだけ話してもなんですので、少し普通のお話を。


MapServerやPostGISを扱っている方にはお馴染みの、EPSGコードというものがあります。マップファイルではPROJECTION、PostGISではsridで指定するあれです。さて、projに付属するesriファイルを見ますと、次のような設定がありました。

# World Eckert I
<54015> +ellps=WGS84 +datum=WGS84 +units=m no_defs <>

測地系はWGS84で、単位はメートルです。しかし+projがありません。WGS84そのものを示す値にEPSG:4326があります。その設定は次のとおりです。

# WGS 84
<4326> +proj=longlat +ellps=WGS84 +datum=WGS84 +no_defs <>


緯度経度の情報であり、投影はしておりません。そういった場合は、+projにlonglatを指定するようになっています。しかし先ほどのものは+projがない上に、単位がメートルです。不思議です。

そこでprojに付属するツールである、cs2csを用いて4326から54015へ変換を行ってみました。

$ cs2cs +proj=longlat +ellps=WGS84 +datum=WGS84 +no_defs +to +ellps=WGS84
+datum=WGS84 +units=m +
no_def -s -r -f “%.8f” <<EOF
> 139 40
> EOF
Using to definition: ellps=WGS84 datum=WGS84 units=m no_def
Rel. 4.4.9, 29 Oct 2004
<c:\ms4w\proj\bin\cs2cs.exe>:
projection initialization failure
cause: projection not named
program abnormally terminated


という結果が出ました。

恐らくESRI社が機械的に変換を行っている座標系で、projの計算では表現できないのでしょう。


コードついでに、Google Mapsにも投影法の定義があります。

+proj=merc +a=6378137 +b=6378137 +lat_ts=0.0 +lon_0=0.0 +x_0=0.0 +y_0=0 +
k=1.0 +units=m +nadgrids=@null +no_defs

出展:spatial reference


このコード、一般的に900913というコードで使われているようです。

900913、googleです。

プロジェクトレビュー会

森亮@社長です。
今日は、午後の時間を使って、「プロジェクトレビュー会」を行いました。

 これは、昨年下半期に業務で担当したプロジェクトについて、技術のメンバーがそれぞれ全社員を対象に発表するというものです。オークニーでは、毎年FOSS4Gツールを使ったシステム構築などを多数手がけていますが、それぞれのプロジェクトでは様々な技術を採用しており、その中で多数の教訓とノウハウも蓄積されます。このようなレビュー会を開かないと、他のエンジニアとのシェアがなされないままになってしまうおそれもあります。年度末の繁忙から一段落した4月ならではのタイミングで実施しました。
プロジェクトレビュー会風景
 参加したエンジニアからは、質問も活発に出て、お互いに刺激になったと思います。私も、1つ1つの発表を聞いていると、表面には見えていなかった実にいろいろなノウハウが活かされていることがわかり、とても勉強になりました。

 ところで、ここで問題。
 私も発表を1つ行ったのですが、そのタイトルは何でしょうか?
 (1)OSGeo財団の活動について
 (2)オフィス引越について
 (3)PostLBSプロジェクトについて
 解答は後日にでも...

The shortest path to your own routing mashup(最短ルート検索をマッシュアップする)

The rebirth of web services is one of the trends of the Web 2.0 movement.
While the RESTful architecture is a user friendly approach to share information over the internet, the pgRouting library [1] is a powerful open-source tool for shortest path search. With the combination of both - a WebRouting service using pgRouting technology - you can enrich the web with advanced location based tools!

Webサービスの復活はWeb2.0のうねりの1つです。RESTfulなアーキテクチャがインターネットを介して情報を共有する際のユーザーフレンドリーなアプローチですが、pgRoutingライブラリ[1]は最短ルート検索のための強力なオープンソースツールです。pgRoutingテクノロジを用いたWebRoutingサービスを使えば、進化した位置情報ツールでWebを強化できます。


The WebRouting service is an implementation of RESTlet [2], a lightweight REST framework for Java, in combination with pgRouting, an open-source library for shortest path search.

Open formats which base on OGC standards, and easy-to-understand API’s are the key to user-friendly web services. The WebRouting service is a prototype of a location based service using open-source routing technology. It provides a tool that enables web clients and mashups to enrich their services.

WebRoutingサービスはRESTlet[2](Javaでの軽量RESTフレームワーク)とpgRouting(最短距離検索のオープンソースライブラリ)を実装したものです。

OGCの標準に準拠したオープンなフォーマットと、理解しやすいAPI群は、ユーザーフレンドリーなWebサービスの鍵です。WebRoutingサービスは、オープンソースルート検索技術を用いた位置情報サービスのプロトタイプです。これを用いれば、Webクライアントにマッシュアップしてサービスを加えることができます。

Recently Orkney [3] released a “Web Routing Service BETA” in cooperation with Cirius Lab [4]. While Orkney’s (Web) routing technology is open for any kind of network data and data formats, Cirius GeoPlatform API provides a safe and easy way for developers to create cool location based mashups on top of Google Maps.

先日、オークニー[3]は、シリウスラボ[4]と共同で、WebRoutingサービスβ版をリリースしました。オークニーのWebRoutingサービス技術はどんな種類のデータやデータフォーマットに対してもオープンですが、シリウスラボのGeoPlatform APIは、開発者がクールな位置情報系のマッシュアップをGoogleMaps上に作る際に安全で簡単な方法を提供してくれます。

Of course the GeoPlatform API is not limited to Google Maps only.
Check out our WebRouting mashup using a bunch of FOSS4G tools [5]:

もちろんGeoPlatform APIはGoogleMapsだけに限定されていません。様々なFOSS4Gツール[5]を用いたWebRoutingマッシュアップをご覧ください


“Open-source” version http://wrs.postlbs.org/api/kanto_suuchi.html
(数値地図データ)

“Google Maps” version http://wrs.postlbs.org/api/kanto_hcc.html
(北海道地図データ)


Feel free to join the open-source routing project!
オープンソースのルート検索プロジェクトに参加しましょう!
Show us your routing enabled mashup!
ルート検索機能を持ったマッシュアップを見せてください!
We’re looking forward to hear from you!
皆さんからの意見をお待ちしております!
日本語でも良いですよ

References:
[1] http://pgrouting.postlbs.org
[2] http://www.restlet.org
[3] http://www.orkney.co.jp
[4] http://lab.cirius.co.jp/GeoPlatformAPI
[5] http://www.osgeo.org


posted by Daniel Kastl

blazeDSが面白いです

山本慶一郎@技術部です

普段は森社長のお友達の会社にほぼ出向しているのであまりオークニーにはいませんが、こちらのブログにはちょくちょく顔出ししたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

今年になってFlash(ActionScript)のお勉強を始めたのですが、最近はサーバーサイド技術をいろいろ調べています。特によく触っているのが、先月アドビ社からオープンソースとしてリリースされた「blazeDS」です。
http://opensource.adobe.com/wiki/display/blazeds/BlazeDS

これは要するに双方向通信によるチャットやストリーミング配信などを実現できる技術なのですが、もともとはAdobe LiveCycle Data Services (LCDS)という製品に備わっていたリモート通信の部分を新たに公開したものです。
Javaのサーブレットコンテナで動作し、上記のサイトからwarファイルをダウンロードして簡単に導入することができます(..と言いつつ、まだあまり日本語の情報が出ていないこともあって自分は動かすまで結構苦労しましたが..)

てっとり早くサンプルアプリを試したい、という人は、リリースビルドの配布物から「Turnkey」をダウンロードしてください。これはTomcat上にセットされたアプリケーションを含む配布物で、中のtomcat開始スクリプトを叩けばすぐに動くデモが試せます。
http://opensource.adobe.com/wiki/display/blazeds/Release+Builds

サンプルだけではよく分からん、な部分もあるかと思いますので、実際にチャットアプリを作るアドビ本家のチュートリアルもご紹介しておきます(英語ですが、非常に役に立ちました)
http://learn.adobe.com/wiki/display/Flex/Creating+a+BlazeDS+messaging+application+in+Flex+Builder

開発の前提として、Flex Builderを使った環境構築の方法も紹介されています(こちらも英語)
http://learn.adobe.com/wiki/display/Flex/Creating+Flex+Builder+Projects+that+Use+Server+Technologies


今回の記事は参照記事の紹介みたいになってしまいましたが、また何か面白いものを作れたら、それも披露したいとおもいます(いつになるのかは分かりませんが..)


それでは、また。